クラシックルート巡礼


唐沢岳幕岩・畠山ルート



2004年8月9日〜11日
小倉


8/9 晴れ後にわか雨 
  あやめ池14:30 ― 瀬田東IC ― 豊科IC ― 七倉22:20(泊)

 上空に寒気が入ってきて大気が不安定という予報どおり、豊科インターあたりで雨に降られる。壁が濡れていたら畠山ルートの取り付きだけ見て帰ろうとか、弱気になる。七倉の駐車場は8割方、埋まっていた。

8/10 曇り時々晴れ
  七倉3:20 ― 高瀬ダム4:10/30 ― 畠山ルート取り付き7:00/50 ― 大広間テラス16:00(泊)

 金時の滝を越えて正面に幕岩が見え出した頃,下山してくる3人パーティーと出会いました。前日に畠山ルートを登ったという。何故だかわからないが、少し気分が楽になりました。
 取り付きはB沢を詰めて、畠山さんの遭難碑(開拓時、草付きが剥がれて亡くなられた)の左側の草付きルンゼです。フェースは乾いていましたが、ルンゼは濡れていました。3ピッチ目チムニー左のA2の人工では、リードはすんなりとクリヤーできましたが、荷物を担いでの登り返しは時間が掛かりました。次の凹角の核心部は濡れていて悪く感じました。そして、三寸バンドを目指してリードをしていて、あと数メートルで着く所に来た時、メインロープがソロイストから外れて 、あっという間に視界から消えてしまった。一瞬目が点になりました、今の自分の置かれている状況を理解するのに時間が掛かりました。メインロープが途中で引っかかっていることを願いクライムダウンしました。手持ちのギアは、アブミが2個とシュリンゲが数本でした。これを使って出きるだけの安全を図りました。約15m下降した所で、幸運にもザイルが支点に引っかかってくれていました。よかった。ソロイストからザイルが抜けた原因は、ザイルの末端処理をしなかったからです。
 そんな、こんなで、時間が掛かり大広間テラスで泊まりました。名前からはさぞかし広くて、快適なテラスを想像しますが、実際は狭くて傾斜がありました。日没まで時間がありましたのでザイルを2ピッチ.フィックスしました。ザイルに繋がったまま、シェラフカバーを持ってこなかったのでカッパを着て、ツエルトを被って寝ましたが、傾斜していて、ズリ落ちるので、あまり眠れませんでした。



8/11 晴れ
  ビバーグ地点5:20 ― 終了8:55/9:20 ― 右稜の懸垂点9:50 ― 右稜のコル11:00 ― 高瀬ダム13:45/55 ― 七倉14:45 ― 高瀬館15:00/50 ― 豊科IC ― 瀬田東IC ― あやめ池23:30

 上部は時間短縮のため、オリジナルルートを登りました。藪こぎ2ピッチで終了しました。割りとしっかりした、踏み跡でした。右稜の懸垂点までは、テープが要所に付けてあって、迷うことはありません。初めてなので心配していましたが、テープが付けてあって、助かりました。右稜の懸垂は、60mロープ1本で7回でした。
金時ノ滝の巻き道ルンゼは残置のフィックスを利用して下降しました。そして高瀬館で汗を流して帰りました。登攀中、誰にも会わず貸し切り状態でした。

風呂     葛温泉・高瀬館        500円

【装備一覧】
ザイル8.3×60を1本・8.5×50を1本・ソロイスト・ユマール・ビナ×15
エイト環・アブミ×2・ハンマー・ハーケン×3・キャメロット×5・ツエルト・無線機

(小倉)